退職を3ヶ月前に伝えるのは非常識？怒られる？

✅この記事がおすすめな人
・退職予定で、退職の3ヶ月前に言って良いか迷っている人
・退職を検討していて、いつ言うべきか悩んでいる人

【結論】退職を3ヶ月前に伝えるのは非常識？怒られる？

結論。退職を3ヶ月前に伝えるのは非常識ではないです。

3ヶ月前の退職意思表示は、法律的にも問題なく、多くの会社の退職規定をクリアする、後任の選出や引き継ぎ期間も十分あるタイミングです。むしろ、退職の3ヶ月前に伝えて非常識とされるのは稀です。

退職の3ヶ月前に伝えて怒られるケースとしては、就業規則で3ヶ月よりもさらに前に伝えるように定められている、後任の穴埋めが困難なポジションである、繁忙期など忙しい時期や上司の機嫌が悪いなどタイミングが悪かったなどが考えられます。

民法では、通常の正社員の場合、退職の2週間前までに退職意思を伝えれば良いことになっています。そのため、退職3ヶ月前に退職意思表示をすることは、期間的にも十分余裕があり、非常識にはなりません。

一般的に、会社の就業規則の退職規定で定められている退職意思表示の期限は「1ヶ月前～3ヶ月前」とされているケースが多いです。そのため、退職を3ヶ月前に伝えることは、たいていの会社の退職規定をクリアしていると言えます。

一般的に、3ヶ月という期間は、会社側にとっても後任探し、引き継ぎに十分な時間があるため、非常識ではないです。

退職を3ヶ月前に伝えて怒られないためのポイントは次の通りです。

・就業規則の「退職規定」を守る
・退職意思は、繁忙期、忙しいタイミングを避けて伝える
・退職理由で会社の不満・愚痴は言わない
・これまでお世話になった感謝の気持ちを伝える
・引き継ぎは丁寧に行うことを伝える
・退職するからといって、仕事への取り組み姿勢、勤務態度は崩さない

会社側へ十分な配慮をしていることが伝わるようにする対応が重要です。

退職を3ヶ月前に伝える場合の退職スケジュールは次の通りです。

（退職までのスケジュールのイメージ）
退職3ヶ月前：退職意思を伝える
退職1ヶ月前～2ヶ月前：引き継ぎ
退職月：有給消化
退職

例えば、3/31退職（4/1転職先に入社）をしたい場合の退職スケジュールは次のようになります。

（3月末退職したい時のスケジュール例）
12月～1月：退職意思を伝える
2月～3月：引き継ぎ
3月：有給消化（3/31退職）
4月：転職先に入社（4/1）

※残りの有給休暇日数と、引き継ぎ期間（最低2週間以上）を考慮して、逆算して決めましょう。

退職を3ヶ月前に伝えて怒られた場合は、次の方法があります。

1. 怒られている点について、配慮が足りなかったことを謝罪する
2. 退職時期、引き継ぎ、有給取得のスケジュールはできるだけ調整する旨伝える
3. それでも怒られるようなら、人事や上司の上司に相談する
4. 最悪、割り切る、退職代行サービスを使うことを検討する

できるだけ円満退職を目指した方が良いですが、人間関係の悪化や、社内の雰囲気の悪化、話を聞いてくれないなど、致し方ない場合は割り切る、退職代行サービスを使うなどの方法もあります。