・転職の面接で退職理由(転職理由)の上手い伝え方が知りたい人
・ネガティブな退職理由をポジティブに言う方法を知りたい人
退職理由(転職理由)をポジティブに言うべき理由
退職理由(転職理由)をポジティブに言ったほうが良いのは、ネガティブに言うと転職活動で不利になるためです。
退職理由をネガティブに伝えることのデメリットとして、以下があります。
・愚痴・不満を言いがちな人と思われる
・他責思考の人と思われる
・ネガティブな人と思われる
・仕事へのモチベーションが低いと思われる
・すぐに辞める人と思われる
・面接の場の雰囲気が悪くなる、暗くなる
退職理由は全て正直に言う必要はないので、ネガティブに言ってわざわざマイナス評価されるのは損なのでやめましょう。
退職理由(転職理由)は、「よりポジティブな表現を選ぶ」「別の視点で伝える」のが賢い伝え方です。
避けるべきネガティブな退職理由(転職理由)
仕事内容の不満
・業務内容に不満があった
・仕事が合わない
・仕事がつまらない
・仕事にやりがいがない、充実感がない
・ノルマがきつい
・スキルが身につかない
・成長できない
・キャリアアップできない、ポジションがない など
どれもよくある話ですが、仕事に対する考えが甘い、努力不足などと思われると損なので避けた方がいいです。
給料・待遇の不満
・給料が安い、年収が低い
・福利厚生が少ない
・昇給しない
・副業できない など
家庭の理由など、状況によってはありですが、給料・条件だけで仕事を選ぶ人と思われると損です。
ワークライフバランスの不満
・人手不足で忙しい
・休みが少ない
・残業が多い
・有給が取りにくい雰囲気
・育休が取りにくい雰囲気
・通勤が辛い、職場が遠い
・在宅勤務・リモートワークができない など
ワークライフバランスを強調しすぎると権利を主張する人に思われる可能性があり、損をする可能性があります。
ただし、残業が月45時間以上あるなど、状況によってはやむを得ない理由として使える場合があります。
人間関係の不満
・人間関係が悪い
・上司が嫌い
・先輩が嫌い など
人間関係の不満はどの会社でも起こりうることであり、また、人間関係作りができない人などと思われると損なので、そのまま伝えるのは避けた方が良いです。
会社への不満
・自社商品・サービスに魅力がない
・社風が合わない
・ワンマン経営についていけない
・経営層・管理職の経営手腕に不満がある
・会社の業績が悪い、将来性が不安
・会社の情報開示、説明不足などへの不信感
・評価が低い、評価制度に納得いかない など
これも単なる悪口に聞こえるので、避けた方が良いです。
ハラスメント、センシティブな場合
・いじめにあった
・パワハラにあった
・セクハラにあった
・モラハラにあった など
同情されることもありますが、被害者意識が高い人とマイナスに思われる可能性もあるため、諸刃の剣です。避けたほうがいいです。
退職理由(転職理由)は仕事軸で伝えるのがベスト
退職理由(転職理由)は仕事軸で伝えるのがベストです。
退職理由(転職理由)を仕事軸で伝えることは、仕事へのモチベーションの高さ、会社への貢献度の高さ、職場の士気向上など、「自分を採用するメリット」をポジティブに伝えることができるのでおすすめです。
仕事軸の伝え方の例として、以下があります。
・(業界変更)伸びている業界に挑戦したい
・(職種変更)これまでの経験を活かして、今度は〇〇に挑戦したい
・(同職種)専門性を高めていきたい
・(同職種)仕事の幅を広げていきたい
・(同職種)より規模の大きな仕事に挑戦したい
・(社風)チャレンジできる風土のある御社で挑戦したい
・(未経験転職)〇〇がきっかけで、△△という新しい仕事に挑戦したいと思った
やむを得ない理由がある場合
・病気の治療
・体調不良の回復のため
・結婚、結婚予定
・出産
・家族の介護
・家族の転勤
・地元に戻る
・家業を継いだ など
これらのやむを得ない理由がある場合、
①現在は解決済みであり、仕事に支障がないこと
②応募した仕事をやりたい理由
の流れで伝える方法も有効です。
短期離職の場合
短期離職の場合は、退職理由(転職理由)を無理やりポジティブ変換すると、嘘っぽくなったり、考えが甘いと思われたり、逆効果になることがあります。
短期離職の場合は、以下の伝え方が有効な場合があります。
①会社が合わなかった理由
②反省点(仕事選び、続ける努力など)
③反省点を踏まえてどんな仕事(会社)の選び方をしているか
この方法で印象が良くなるケースもあるので、参考にしてください。