・面接でブラック企業の退職理由の伝え方に悩んでいる人
・職場がブラックで短期離職をしている人
【この記事のまとめ】面接で「退職理由はブラック企業だったから」はあり?
結論。転職活動の面接で「退職理由はブラック企業だったから」は避けた方が良いです。
理由は、ネガティブな印象を与えてマイナス評価になるリスクがあること、面接の雰囲気が暗くなり盛り上がらないと面接を通過しにくくなる、などのデメリットがあるからです。
「やりたい仕事」など仕事内容にフォーカスして伝える、短期離職の場合は「無難な理由+反省点を伝える」という方法が効果的です。
面接で「退職理由はブラック企業だったから」がNGな理由
転職の面接で「退職理由はブラック企業だったから」は、できるだけ避けるべきです。
理由は、人物的にネガティブな印象を与えたり、面接全体の印象が暗くなることで、選考通過率が下がるからです。
NG理由を以下にまとめてみます。
・ネガティブな人と思われる
・他責思考の人と思われる
・被害者意識の強い人と思われる
・面倒くさい人と思われる
・人間関係作りが苦手な人と思われる
・面接の雰囲気が暗くなる など
特に、退職理由を人間関係の悪さや、いじめ、パワハラ、セクハラなどで伝える場合は要注意です。これらは個人の主観も入るため、面接官は良し・悪しを判断できない可能性があります。また、面接全体を通してネガティブな印象に伝わると選考を通過しにくくなってしまうため、ポジティブに終わらせることがポイントです。
面接でブラック企業の退職理由の伝え方
やりたい仕事軸で伝える(ブラックな部分には触れない)
ブラック企業の退職理由は、やりたい仕事軸で伝えるのが有効です。
たとえブラック企業が原因の退職理由だとしても、面接官が同情してくれて、評価が上がることはほとんどないです。むしろ、ネガティブな発言・印象が先行して面接の雰囲気が悪くなり、選考で落ちる可能性が上がります。
そうならないためには、退職理由はポジティブに。が基本です。
そこで、本心である会社のブラックな部分には敢えて触れずに、「次にやりたい仕事」を軸にして、これまでの経験業務や、「やりたいと思ったきっかけ」となった出来事から伝えることができると印象が良いです。
※この方法は現職中の場合に有効です。短期離職の場合、退職済の場合は、次の方法も検討してください。
短期離職、退職済なら無理にポジティブ変換しない
面接で退職理由を伝える時はポジティブに、が基本ですが、短期離職の場合、退職済の場合は別です。
勤続期間が短い、既に退職している場合、退職理由をポジティブに言うと「嘘くさい」「信用できない」と逆効果になるからです。短期離職、退職済の場合は無理やりポジティブ変換しない方が良い場合があります。
短期離職、退職済の場合の伝え方のポイントは、「無難な理由+反省点」を伝えることです。仕事のミスマッチ(仕事内容、社風、仕事のやり方、働き方)と反省点を、自責視点で伝えることで、ポジティブな印象に伝わります。
たとえば、次のような伝え方ができます。
(例1)仕事内容のミスマッチ
「退職理由は○○職が自分に合わなかったからです。○○職の~~が性格的に向いていませんでした。自己分析が甘かったこと、また、続ける努力が足りなかったことを反省しています。」
(例2)仕事のやり方のミスマッチ
「退職理由は個人で仕事を完結させる働き方が合わなかったからです。~~な仕事のスタイルが向いていませんでしたが、入社前に仕事内容の確認が足りなかったこと、また、就業中も仕事の進め方を改善する努力が足りなかったと反省しています。」
(例3)働き方のミスマッチ
「残業が月80時間あり、体力的に長く続けられないと思い退職しました。入社前の企業研究が甘かったこと、業務改善や続ける努力が足りなかったことを反省しています。」
ぜひ参考にしてください。